「トランプ登場」で変転する「米中露三国志」

トランプ登場で中露はどう動く?(昨年1月ペルー・リマで開かれたAPEC関連会合で顔を合わせた習近平国家主席(右)とプーチン大統領 (C)EPA=時事
中国が1月中旬、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風41」を東北部の黒竜江省に配備したことが、米中露の3国関係に微妙な影響を与えている。中国としては、挑発を続けるトランプ大統領をけん制する狙いがあるが、ロシアは配備が極東に近いことに不快感を抱いている。トランプ政権がロシアと手を結んで中国を封じ込めるとの見方もあり、中国の焦りも読み取れる。

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