対ロシア融和姿勢「転換」へと押し戻される「トランプ大統領」
ドナルド・トランプ大統領が1月20日に就任し、政権を始動させてから8週間が経過しようとしている。トランプ大統領は外交政策については、選挙キャンペーン中からロシアとの関係改善の必要性を再三訴えていた。だが、実際の米ロ関係は、いまのところトランプ大統領が描いていたような方向では進んでいないように映っている。
トランプ大統領は2月28日に米議会上下両院合同本会議で「施政方針演説」を行ったが、従来までの対決姿勢を封印した結果、各種世論調査でも約8割の有権者が同演説を支持するとの結果が判明し、政権運営を立て直すきっかけになるかと思われた。
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