「光」も「影」も見えたWHO事務局長選挙

鈴木一人
執筆者:鈴木一人 2017年6月5日
カテゴリ: 国際 政治 医療
WHOの新事務局長に選出されたテドロス氏 (c)AFP=時事

 

 国連における選挙と言えば、事務総長選挙か、安全保障理事会非常任理事国を選ぶ選挙を思い浮かべることが多い。しかし、国連関連機関の事務局長ポストや、様々な委員会などの参加国を選ぶ選挙も多数行われており、候補者を擁立している国のニューヨークやジュネーブ、ウィーンの国連代表部は、しばしば選挙対策事務所のような状況になる。

 5月23日に行われた、ジュネーブに本部を置く世界保健機関(WHO)事務局長選挙は、国際機関における選挙の「光」と「影」を見せた興味深いものであった。

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執筆者プロフィール
鈴木一人 すずき・かずと 北海道大学大学院法学研究科教授。1970年生まれ。1995年立命館大学修士課程修了、2000年英国サセックス大学院博士課程修了。筑波大学助教授を経て、2008年より現職。2013年12月から2015年7月まで国連安保理イラン制裁専門家パネルメンバーとして勤務。著書にPolicy Logics and Institutions of European Space Collaboration (Ashgate)、『宇宙開発と国際政治』(岩波書店、2012年サントリー学芸賞)、『EUの規制力』(日本経済評論社、共編)、『技術・環境・エネルギーの連動リスク』(岩波書店、編者)などがある。
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