風の向こう側 (3)

タイガー・ウッズ逮捕「続報」:「社会認識」「司法制度」の「日米差」を考える

執筆者:舩越園子 2017年7月18日
タグ: アメリカ 日本
エリア: 北米 アジア
ウッズが米ツアーで最後に出場した今年1月の「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」初日のスタート風景。大勢のファンやメディアの熱い視線を受け、スターの輝きを放っていた(筆者撮影)

 

 タイガー・ウッズが逮捕されてから7週間が経った。うつろな目をした顔写真や呂律の回らない呼気テストの映像は、多くの人々を驚かせ、落胆もさせた。

 以後、公の場にもゴルフの世界にもウッズの姿は見られない。だが、記録の話になると「タイガー・ウッズのみ」「タイガー・ウッズ以来」という具合に彼の名前は必ずと言っていいほど上がる。そんな偉大なるゴルファーがこのままゴルフ界から消えてしまうのは、あまりにも惜しい。

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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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