【賀衛方・北京大学教授「独占」インタビュー】「習近平体制」の行き詰まりを物語る「劉暁波」の悲劇(上)

野嶋剛
執筆者:野嶋剛 2017年7月24日
エリア: 中国・台湾
出会った頃の賀教授(左)と故・劉暁波氏(賀教授提供)

 

 いまなお中国政府の立場と異なる意見を発表する数少ない中国の良心的知識人の1人、賀衛方・北京大学教授にインタビューした。賀教授は中国の政治改革や司法改革を当局の圧力を受けながら20年以上にわたって訴え続けており、先日肝臓ガンで亡くなったノーベル平和賞受賞の民主活動家・劉暁波氏が起草の中心になって逮捕された2008年の「08憲章」にもいち早く署名した人物である。

 当初、私は賀教授が来日中だった6月上旬に話を聞いていたのだが、その後、賀教授とも親交の深い劉暁波氏が末期ガンで非業の死を遂げ(2017年7月14日「『私に敵はいない』劉暁波を最後まで『敵』とした中国共産党」参照)、改めて、中国にいる賀教授に追加取材を行った。劉暁波氏の早すぎる死に対して、抑えきれない悲しみ、中国当局の無情に対する怒りが言葉の端々から溢れていた。

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執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に「イラク戦争従軍記」(朝日新聞社)、「ふたつの故宮博物院」(新潮選書)、「謎の名画・清明上河図」(勉誠出版)、「銀輪の巨人ジャイアント」(東洋経済新報社)、「ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち」(講談社)、「認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾」(明石書店)、訳書に「チャイニーズ・ライフ」(明石書店)。
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