「神鋼」「日産」より深刻「日本製造業」低迷への警告

後藤康浩
執筆者:後藤康浩 2017年10月25日
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス
エリア: 日本
 

 

世界59の国と地域が参加し、51種目で競う「国際技能五輪」(第44回アブダビ大会公式HPより)
 

 

 神戸製鋼所の検査データ改竄などの不正事件は自動車、電機、鉄道車両など多方面に波及するとともに、世界における日本製品の信用低下を招いている。当初は無資格者による検査でも安全性や品質には問題ないと開き直り、無資格検査を継続していた日産自動車も、自らの不正の重大さに気が付いた。

 この事件の渦中で、連動するかのように日本のモノづくりを震撼とさせる出来事があった。10月14日~19日にアラブ首長国連邦のアブダビで開かれた「技能五輪国際大会(国際技能五輪)」の金メダル獲得数で、日本が過去最低の9位に沈んだのだ。トップになったのは韓国の5連覇を阻止した中国。中国は参加4回目で初めてのトップとなり、モノづくりの黄金期に入る予感を漂わせ始めた。

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執筆者プロフィール
後藤康浩 亜細亜大学都市創造学部教授、元日本経済新聞論説委員・編集委員。 1958年福岡県生まれ。早稲田大政経学部卒、豪ボンド大MBA修了。1984年日経新聞入社。社会部、国際部、バーレーン支局、欧州総局(ロンドン)駐在、東京本社産業部、中国総局(北京)駐在などを経て、産業部編集委員、論説委員、アジア部長、編集委員などを歴任。2016年4月から現職。産業政策、モノづくり、アジア経済、資源エネルギー問題などを専門とし、大学で教鞭を執る傍ら、テレビ東京系列『未来世紀ジパング』ナビゲーター、ラジオ日経『マーケットトレンド』などテレビ、ラジオに出演。講演や執筆活動も行っている。著書に『ネクスト・アジア』『アジア力』『資源・食糧・エネルギーが変える世界』『強い工場』『勝つ工場』などがある。
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