「共和党エスタブリッシュメント」の「放逐」を目指すスティーブ・バノン氏

足立正彦
執筆者:足立正彦 2017年10月25日
カテゴリ: 国際 政治
エリア: 北米
むかし側近いま敵対(C)AFP=時事

 

ワシントン発】 私事であるが、筆者は従来「住友商事グローバルリサーチ」シニアアナリストとして、東京から米国政治の分析を行ってきた。だが、このほど「米州住友商事(SCOA)」のワシントン事務所常駐となった。シニアアナリストとしての分析対象は変わらないが、今後は「ワシントン発」として、現地での見聞も織り交ぜたより鮮度の高い情報分析を心がけたい。

大統領支持「本命候補」の敗北

 最近、2018年11月に実施される中間選挙に向けて、与党・共和党にとり不気味な動きが顕在化してきている。上院議員であったジェフ・セッションズ氏の司法長官就任に伴って9月26日に行われたアラバマ州選出上院議員選挙の共和党予備選挙で、いまだに立法上の具体的成果を示すことができていない議会共和党指導部に対する共和党系有権者の不満が噴出する結果となった。ドナルド・トランプ大統領が支持し、本命候補と見られていたルーサー・ストレンジ上院議員(セッションズ氏の上院議員辞任後に州知事任命によって上院議員に就任していた)が敗れ、ロイ・ムーア元アラバマ州最高裁判所長官が候補指名を獲得したのである。

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執筆者プロフィール
足立正彦 米州住友商事ワシントン事務所 シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から現職。
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