トランプ「アジア歴訪」中間決算(上)「軍事行動」と「拉致問題」

平井久志
執筆者:平井久志 2017年11月14日
エリア: 北米 朝鮮半島 日本
「仲よき事は美しき哉」では済まないはずなのだが(トランプ大統領=左=と安倍首相) (C)AFP=時事

 

 ドナルド・トランプ米大統領は10月5日、ホワイトハウスでの軍高官らとの夕食会の前に、メディアをわざわざ招き入れて「諸君、これが何を表しているか分かるか? 嵐の前の静けさかもしれない」と発言したという。

 そして10月7日には「ツイッター」に「(歴代の)大統領と政権がこの25年間、北朝鮮と対話し、合意が結ばれ、莫大な金が支払われたが、うまくいかなかった。インクも乾かないうちに合意は破られ、米国の交渉者はばかにされてきた」とつぶやき、「でも、1つのことだけがうまくいく!」と書き込んだ。記者団が「『1つのこと』とは何か」と質問すると「すぐに分かる」とだけ答え、明確な回答を避けた。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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