「米本土射程」ミサイルで米朝「大変」(6・了)「時間は残されていない」武力衝突

平井久志
執筆者:平井久志 2017年12月5日
11月29日、ICBM「火星15」の発射成功を喜ぶ金正恩党委員長。高笑いはいつまで続くのか[KCNA via KNS](C)AFP=時事

 

 北朝鮮は9月15日に中距離弾道ミサイル「火星12」を日本列島越えで発射して以来、ミサイル発射などの目立った軍事挑発は控えていたが、11月29日、75日ぶりに新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)「火星15」の発射を強行した。

 朝鮮労働党機関紙『労働新聞』は10月28日付で、核・ミサイル開発について「すでに最終完成のための目標達成がすべて成し遂げられた段階にある」と、国家核武力の完成ともとれる論評を掲載したが、その後は「国家核武力完成の終着点に向けて嵐怒濤のように進む主体朝鮮」(11月6日付『労働新聞』)というように、国家核武力建設がまだ進行形であるという表現に戻っていた。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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