ティラーソン国務長官「更迭報道」を巡る「混乱」

執筆者:足立正彦 2017年12月6日
エリア: 北米 中東 アジア
果たして更迭はあるのか(左がティラーソン氏、右はポンペオ氏)(C)EPA=時事

 

【ワシントン発】 11月30日午前、ホワイトハウス近くにあるオフィスで勤務していたところ、突然衝撃的報道が駆け巡った。レックス・ティラーソン国務長官を数週間以内に事実上更迭し、後任にはマイク・ポンペオ中央情報局(CIA)長官を指名し、また、CIA長官の後任にはトム・コットン上院議員(共和党、アーカンソー州選出)の登用をホワイトハウスが検討中だと、複数の政府高官の情報により、米主要メディアが一斉に報じたのである。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top