北朝鮮「核」の安全を確保して米軍は撤退:「米中交戦」のリスク回避か

春名幹男
執筆者:春名幹男 2017年12月27日
12月12日、「アトランティック・カウンシル」で講演するティラーソン米国務長官。この時の発言を、トランプ大統領派一部否定したが…… (C)AFP=時事

 

 緊張が高まる朝鮮半島。もし米朝開戦の事態に至れば、北朝鮮の現体制はほぼ確実に崩壊する。その場合、最も懸念される重大な問題は核兵器の行方だ。

 この問題について、レックス・ティラーソン米国務長官はこのほど、「中国側とどうすべきか協議を重ねている」ことを認めた。その上で、米軍が38度線を越えて、北朝鮮領土内で核兵器を探索して確保し、無能力化すれば、状況如何にかかわらず「米軍は撤退すると中国側に確約した」と言明した。

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執筆者プロフィール
春名幹男 1946年京都市生れ。国際アナリスト、NPO法人インテリジェンス研究所理事。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒。共同通信社に入社し、大阪社会部、本社外信部、ニューヨーク支局、ワシントン支局を経て93年ワシントン支局長。2004年特別編集委員。07年退社。名古屋大学大学院教授、早稲田大学客員教授を歴任。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル』(新潮文庫)、『米中冷戦と日本』(PHP)、『仮面の日米同盟』(文春新書)などがある。
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