ガラス細工の「米朝首脳会談」(4)「戸惑い」と「沈黙」に見え隠れする北朝鮮の蠢動

平井久志
執筆者:平井久志 2018年3月20日
米朝間の仲介者として存在感を増すスウェーデンを訪問した、北朝鮮の李容浩外相 (C)EPA=時事

 

 ドナルド・トランプ米大統領は3月8日、韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安全保障室長との面談で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と5月までに会談すると述べた。しかし北朝鮮メディアは、本稿執筆時点(3月18日)では、4月末に板門店の韓国側にある「平和の家」で開催することに合意した南北首脳会談や、史上初の米朝首脳会談について直接的な言及を避け、沈黙している。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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