金正恩「電撃訪中」裏事情(下)「4カ国協議」から外される安倍政権の「焦燥」

平井久志
執筆者:平井久志 2018年4月6日
3月13日、文在寅大統領の特使として平壌を訪問した徐薫国家情報院長(左)と面会する、安倍首相(中)と河野外相(右)(C)時事

 

 中朝首脳会談で習近平中国共産党総書記(中国国家主席)は、中国共産党と中国は中朝友好関係を非常に重要視しているとした上で、(1)新たな情勢下での習総書記と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の相互訪問を含め、特使の相互派遣、書簡のやりとりなど日常的な連絡を保持し、上層部交流を行う(2)戦略面の意思疎通という伝統的方法の十分な活用(3)地域の平和・安定・発展の積極的促進(4)両国民の交流・往来を強化し、中朝友好の民意の基礎を固める――の4方針を示した。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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