米州首脳会議「トランプ・マドゥロ」主役不在で混乱回避はしたけれど

遅野井茂雄
執筆者:遅野井茂雄 2018年4月17日
エリア: 北米 中南米
ペルーの首都リマで開かれた米州首脳会議には、トランプ米大統領もマドゥロ・ベネズエラ大統領の姿もなかった (C)AFP=時事

 

 4月13、14日の両日、ペルーの首都リマで「米州首脳会議」が開催された。

 開催前の注目はなによりも、「米国第一主義」を掲げるドナルド・トランプ米大統領が、米州(南北アメリカ・カリブ海諸国)全35カ国を包括する多国間外交でデビューを飾ることであった。移民を侮辱する言動などから中南米地域では不人気のトランプ大統領だが、独裁化を強めるニコラス・マドゥロ政権下で悪化するベネズエラ問題への対応など、多国間の場でどのように振る舞うかが注目された。

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執筆者プロフィール
遅野井茂雄 筑波大学名誉教授。1952年松本市生れ。東京外国語大学卒。筑波大学大学院修士課程修了後、アジア経済研究所入所。ペルー問題研究所客員研究員、在ペルー日本国大使館1等書記官、アジア経済研究所主任調査研究員、南山大学教授を経て、2003年より筑波大学大学院教授、人文社会系長、2018年4月より現職。専門はラテンアメリカ政治・国際関係。主著に『試練のフジモリ大統領―現代ペルー危機をどう捉えるか』(日本放送出版協会、共著)、『現代ペルーとフジモリ政権 (アジアを見る眼)』(アジア経済研究所)、『ラテンアメリカ世界を生きる』(新評論、共著)、『21世紀ラテンアメリカの左派政権:虚像と実像』(アジア経済研究所、編著)、『現代アンデス諸国の政治変動』(明石書店、共著)など。
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