共和党マコネル上院院内総務「夏季休会中止」決定に秘められた「思惑」

執筆者:足立正彦 2018年6月12日
エリア: 北米
異例の夏休み返上には様々な思惑が(中央はミッチ・マコネル共和党上院院内総務)(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 上院共和党指導部を率いるミッチ・マコネル上院院内総務(ケンタッキー州選出)は、米議会上院の審議に関する重要な決定を6月5日に明らかにした。それは、各種歳出法案をはじめとする法案の可決やドナルド・トランプ大統領の指名人事に関するさらなる進展を図るために、引き続き8月も審議を行うことを決定したのである。これによって今年は、上院議員は8月の第1週だけは選出州での作業を行うために選出州に戻ることになるが、8月のほとんどをワシントンに留まることとなる(マコネル氏の声明「McConnell Statement on Cancelling the August Recess」6月5日付)

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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