「アラブの春」から2年、韓国大統領選

執筆者:フォーサイト編集部2012年12月20日

昨日行なわれた韓国大統領選は、与党・セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補が勝利し、韓国史上初めての女性、そして親子2代の大統領の誕生となりました。平井久志さんが現在大統領選に関する記事を執筆中です。また韓国大統領選関連のこれまでの記事をまとめましたので、こちらも是非ご利用ください(「初の女性大統領誕生。韓国大統領選関連記事5本」)。

本日の更新記事は、池内恵さんの「中東―危機の震源を読む(84)アラブの春から2年──イスラエルが直面する新たな現実」です。アラブの春によってやはり劇的に変わったパレスチナ情勢。これまで排除されてきたハマースは、エジプトの民主化を背景に主流化。国連ではパレスチナをオブザーバー国家として認める決議にドイツが棄権するなど、イスラエルに対する国際社会の懐疑的見方が強まっています。

「専門家の部屋」では、2本の新エントリ。

「ブラジルの減速、メキシコの台頭――耐性示す2012年の中南米経済」(中南米、遅野井茂雄さん):ブラジルの減速、メキシコの台頭など、地域差はありますが、中南米経済は成長軌道を維持し、3年続けて失業率は低下、実質賃金の上昇をもたらしています。

ドパルデューよ、お前もか」(ヨーロッパ、国末憲人さん):「私はこの国を出て行く。成功、創造、才能、つまり差異に対して、あなた方が罰を与えようとするからだ」。富裕税を嫌ってベルギーに引っ越したフランスの大物俳優ドパルデューが、エロー首相の攻撃に逆切れしました。

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