先週金曜日、「専門家の部屋」の「インテリジェンス」に、「『外交指南役』はキッシンジャー氏:トランプ氏の『親ロシア』への転換を実現へ」(春名幹男さん)の新エントリ。トランプ新大統領の「外交指南役」は、かのキッシンジャー氏なのだそうです。御歳93の氏が思い描くのは、45年前に米中接近・デタントを推進したキッシンジャー流外交の大団円なのでしょうか。

さらに、徳岡孝夫さんの好評連載「風が時間を(10) まことの弱法師(10)」もアップしています。オバマ前大統領が母親のおなかの中にいた頃、そして真珠湾攻撃の記憶が冷めやらぬ頃、留学途上でハワイに滞在していた――。

また「池内恵の中東通信」に1本の新エントリがあります。「米国のスーダンへの経済制裁緩和はオバマ政権のトランプ政権への『置き土産』?」:遡ればオサマ・ビン・ラディンを匿ったことで米国から経済制裁を科せられたスーダン。オバマ米大統領は最後にこの措置を緩和しました。この決定はトランプ政権にも引き継がれそうです。

そして本日の更新記事は、冨澤暉さんの連載「軍事のコモンセンス」第10回「陸・海・空自衛隊と統合化」です。陸海空自衛隊の性格の違いは、その生まれ育ちの違いに由来しています。でも現代の軍事では、これらの統合と調整という難題の解決が必要になってきています。

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