小保方晴子氏の「実験データ捏造」と「親子DNA鑑定」の意外な共通点

執筆者:藤沢数希 2014年4月12日
カテゴリ: 文化・歴史

 1月末、理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター所属のユニットリーダーであった小保方晴子氏らがSTAP細胞という万能細胞の画期的な作製方法を英ネイチャー誌で発表した。万能細胞は神経細胞にも筋肉の細胞にも何にでも分化できるので、究極的には、イモリの脚が切れて無くなっても丸ごと脚を再生できるように、人間の医療に応用できれば画期的な治療法になると言われている。
 小保方氏らは、マウスの体細胞を酸に晒して刺激を与えることで簡単に万能細胞を作り出せるといい、世界中が彼女の大発見を称賛した。我が国の安倍晋三首相も、さっそくこの朗報に飛びつき、彼女の功績を称賛し、アベノミクス第3の矢である成長戦略に絡めて、大きな予算をこの分野に投入することを約束した。

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執筆者プロフィール
藤沢数希 理論物理学、コンピューター・シミュレーションの分野で博士号取得。欧米の研究機関で研究職に就いた後、外資系投資銀行に転身。以後、マーケットの定量分析、経済予測、トレーディング業務などに従事。また、高度なリスク・マネジメントの技法を恋愛に応用した『恋愛工学』の第一人者でもある。月間100万PVの人気ブログ『金融日記』の管理人。著書に『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』(ダイヤモンド社)『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』(同)『「反原発」の不都合な真実』(新潮社)『外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々』(ダイヤモンド社)など。
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