1月末、理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター所属のユニットリーダーであった小保方晴子氏らがSTAP細胞という万能細胞の画期的な作製方法を英ネイチャー誌で発表した。万能細胞は神経細胞にも筋肉の細胞にも何にでも分化できるので、究極的には、イモリの脚が切れて無くなっても丸ごと脚を再生できるように、人間の医療に応用できれば画期的な治療法になると言われている。
小保方氏らは、マウスの体細胞を酸に晒して刺激を与えることで簡単に万能細胞を作り出せるといい、世界中が彼女の大発見を称賛した。我が国の安倍晋三首相も、さっそくこの朗報に飛びつき、彼女の功績を称賛し、アベノミクス第3の矢である成長戦略に絡めて、大きな予算をこの分野に投入することを約束した。
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