イラン核開発交渉は延長の見通し、ガザ紛争は置き去りに

池内恵
執筆者:池内恵 2014年7月16日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 中東 北米

ウィーンで行われているイラン核開発交渉について、昨日の報告以後の進展をアップデートしておこう。

ケリー国務長官はさらに15日(火)の午前中にもイランのザリーフ外相と会談した。ウィーンを発つ前に記者会見を行ったが、そこで、予定されていたカイロ訪問を取り止め、ワシントンに戻ってオバマ大統領や議会指導者の判断を仰ぐと告げた。

「一定の進展を根拠に延長」が既定路線に

オバマ大統領との協議事項は何だろうか。おそらくは大きな政策転換というよりは、小さな成果を示して交渉期限の延長に承認を得ることが主眼となるのではないかと、記者会見での発言からは、推測される。

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執筆者プロフィール
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター准教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』 (新潮選書)、 本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
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