インテリジェンス・ナウ
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「トップスパイ会議」も生かせず:対「イスラム国」何度も逸機したオバマ

春名幹男
執筆者:春名幹男 2014年9月18日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 中東 北米

  突然、降って湧いたかのような印象が強い「イスラム国(IS)」の勃興。実際には、インテリジェンス面からの指摘で、何度かチャンスはあったのだが、オバマ米政権の決断が遅れ、ISの勢力増大を許した。

 実は1年以上前の昨年8月12日付の米紙ワシントン・ポストは既に、当時「イラクとシリアのイスラム国(ISISまたはISIL)」と呼ばれていた現在のISがシリアで急速に勢力を拡大していることを伝えていた。米国が支持する穏健派の反アサド政権武装勢力が影響力を失ったのに代わって、ジャーナリストや人道支援グループのメンバーを誘拐、殺害するなど過激な活動を展開するISが力を付けている、というのだ。しかし、オバマ政権がこの報道に特に関心を示した形跡はなかった。

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執筆者プロフィール
春名幹男 1946年京都市生れ。国際アナリスト、NPO法人インテリジェンス研究所理事。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒。共同通信社に入社し、大阪社会部、本社外信部、ニューヨーク支局、ワシントン支局を経て93年ワシントン支局長。2004年特別編集委員。07年退社。名古屋大学大学院教授、早稲田大学客員教授を歴任。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル』(新潮文庫)、『米中冷戦と日本』(PHP)、『仮面の日米同盟』(文春新書)などがある。
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