北朝鮮の報道機関でこのところ、故・金日成主席、金正日労働党総書記に続く「新しい星」が誕生したとの論評が出ており、「金王朝」三代目の台頭かとの憶測を呼んでいる。 朝鮮総連関係者の間でささやかれている有力後継候補は、「金ヒョン」という無名の人物。年齢は今年で三十歳とされ、最近、朝鮮労働党の宣伝部門責任者に就任したとの情報がある。金正日氏の腹違いの弟と目される謎の人物で、名前は「金賢男」とする説もある。「金ヒョン」の名は以前、韓国情報機関でも伝えられており、それによると、一九七二年に金日成主席が担当の看護婦との間にもうけた子供だという。

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