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「チャベス4選」はどうなる――2012年中南米情勢を占う
2012/01/25
筑波大学大学院教授
新年初頭、日本の各メディアは2012年が「世界的な指導者交代の年」に当たると特集を組み、地域・世界情勢への影響を展望しているが、その中から中南米はまったく抜け落ちた感があった。中南米には地域紛争もなく、わが国とのバイタルな外交課題も存在しない中で分からなくもないが、近年多極化する国際社会で存在感を増す中南米地域を日本のメディアは過小評価していないか。国連中南米カリブ経済委員会(ECLAC)が昨年末に発表した「経済速報」によれば、2011年の中南米経済はユーロ危機の影響で減速傾向が現れているものの、平均4.3%成長と堅調である。人口6億人を擁する中南米は成長を遂げる中所得地域であり、主要国で1人当たりの所得が1万ドルに近づきつつある。低い政府債務比率、健全な財政基盤、外貨準備の高さを背景に投資を惹きつけ、中国やインドと比べるとややダイナミズムに欠けるものの、ともに世界経済を底支えする新興地…
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