大西洋をまたぐ形で欧米間の証券取引所の合併が進行するなか、香港証券取引所の将来が懸念されている。 米ニューヨーク証券取引所(NYSE)がパリを拠点とするユーロネクストを買収し(最終合意は当局の承認待ち)、米ナスダック(店頭市場)がロンドン証券取引所の株式二五・三%を取得して買収をちらつかせたことからすれば、たとえばNYSEが太平洋をまたいで香港証取を買収することも考えられる。 だがこうした観測に対し、香港証券商協会の李君豪会長は、「香港証取にとって、過半数株式を外国の一取引所に所有されるよりも、多くの独立した株主に支えられることが香港の利益にかなう」と述べた。
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