「脱毛エステ最大手」に浮上した「経営危機説」「健康被害隠蔽」

執筆者:内木場重人 2015年6月19日
エリア: 日本

 盛夏目前のこの時期、テレビや雑誌、電車などでは脱毛関連のCMがやたら目につく。中で最も目立つのが脱毛専門サロン『ミュゼプラチナム』(以下「ミュゼ」)だろう。今年3月まではタレントのトリンドル玲奈が現在はラブリというモデルに変わったが、「美容脱毛完了コース100円」「30~50%OFF」などの激安で急成長した。

 が、肝心の予約がまったく取れず、しかも医師がいないサロンが「脱毛完了=永久脱毛」を行うのは「医師法違反」であり、実際に摘発されたケースも多く、「やけど」などの深刻な健康被害も後を絶たない。

 そうした様々な問題点、疑惑を「『医師法違反』の声もある『脱毛エステ』疑惑の商法」(2015年5月21日)で指摘したところ、記事を読んだ複数の「ミュゼ」現役幹部や現場スタッフらから更なる内部告発が相次いだ。それらの証言や財務関係などの内部資料を検証した結果、目下ミュゼが深刻な経営危機に陥っている状況が浮かび上がった。最近、インパクトあるテレビCMを大量に流して急成長したトレーニングジム『ライザップ』の深刻な健康被害やブラック企業ぶりを『週刊新潮』が告発して話題になったが、店舗数や売上規模などはミュゼのほうが数倍も大きいだけに、万が一の場合、エステ業界全体にも影響が及び、社会的問題になりそうだ。

執筆者プロフィール
内木場重人 フォーサイト副編集長
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