「核合意」で動き出すインドの「イラン・ビジネス」

執筆者:緒方麻也 2015年8月4日
エリア: 中東 アジア

 核開発を巡るイランと欧米など6カ国の歴史的な合意は、中東・ペルシャ湾岸地域の安定に大きく寄与するだけでなく、約7700万人の人口を抱える資源大国イランとのビジネス拡大にも道を開く。イランにとっての伝統的友好国であるインドの産業界も、米国や国際社会による対イラン経済制裁の緩和・解除をにらみ、原油・天然ガス開発や自動車部品、食料品輸出などのビジネス拡大を図ろうと動き始めた。11月にテヘランで開く自動車部品見本市への参加表明が相次いで出展枠が早くも埋まったほか、構想浮上から20年近く経過しながら計画が頓挫したままだったイラン~パキスタン~インド間(IPI)のガスパイプライン構想も、にわかに現実味が出てきた。

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執筆者プロフィール
緒方麻也(おがたまや) ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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