パリで同時テロが起こった。オランド大統領が観戦していた仏独戦の国立サッカー競技場のそばのカフェでの爆弾テロ。アメリカ人ロックグループの演奏会場では人質をとって立てこもった犯人4人が射殺されたが、80人の犠牲者がでた。全部で6カ所で銃撃戦や爆発があったと伝えられる。少なくとも120人の死者と200人のけが人が出た。
オランド大統領はただちに声明を発表し、「恐怖だ。テロリストたちの望むことは、私たちを脅し、私たちを恐怖の虜にすることだ」とテロリストの脅威を指摘しながら、「フランスは恐怖に対して、自衛し、力を動員し、テロリストたちを説き伏せることができる国だ」と断固とした決意を語った。同時にフランス全土に非常事態宣言を発令し、国境の閉鎖を指示した。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン