「年金運用の失敗」「わずか3カ月で8兆円の損失」「8兆円がパー」「国民の給付額は減らされる?」――。
そんな見出しが各種メディアに躍った。「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が11月30日に発表した今年7~9月の運用成績結果を受けた記事だ。
GPIFの資料によると、第2四半期(7~9月)の収益率はマイナス5.59%、収益額はマイナス7兆8899億円となった。第1四半期がプラス1.92%で2兆6489億円のプラスだったので、出だし3カ月の利益がすべて吹き飛んで、さらに5兆円以上の損失が残ったことになる。
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