追いつめられたクリントン氏:「ネヴァダ、サウスカロライナ」での試練

足立正彦
執筆者:足立正彦 2016年2月19日
カテゴリ: 国際 政治 社会
エリア: 北米

 民主党の大統領候補指名獲得争いは、2月には「序盤州(early states)」である合計4州で党員集会、予備選挙が行われる。「初戦」となった2月1日のアイオワ州党員集会では、ヒラリー・クリントン前国務長官が所得格差是正やウォール街批判を訴える「社会民主主義者」のバーニー・サンダース上院議員(無所属、バーモント州選出)に0.2ポイントの僅差で辛うじて勝利を収めた。だが、2月9日に行われたニューハンプシャー州予備選挙では、隣接するバーモント州選出という「地の利」を生かしてサンダース氏が60.4%を獲得し、38%のクリントン氏に22.4ポイントもの大差をつけて圧勝した。民主党の大統領候補指名獲得争いでも「反既成政治」、「反エスタブリッシュメント」の感情が有権者の間に根強く存在していることが明らかになった。

 

戦いは長期化か?

「序盤州」の残り2つの争いは、2月20日に実施されるネヴァダ州党員集会と、2月27日に実施されるサウスカロライナ州予備選挙である。

 ちなみに共和党の場合、先にサウスカロライナ州予備選挙が2月20日に予定されており、ネヴァダ州党員集会は2月23日となっている。

執筆者プロフィール
足立正彦
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト。1965年生れ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より現職。米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当する。
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