クリントン氏「本選挙」で懸念される「レーガン・デモクラッツ」の離反

足立正彦
執筆者:足立正彦 2016年3月29日
エリア: 北米

 3月26日に西部ワシントン州、アラスカ州、ハワイ州の3州で民主党の党員集会が行われ、バーニー・サンダース上院議員(無所属、バーモント州選出)が3連勝を収め、民主党大統領候補指名獲得争いで優位な立場にあるヒラリー・クリントン前国務長官に食い下がろうとしている。民主党大統領候補指名獲得争いの「幕開け」となった2月1日のアイオワ州党員集会から約2カ月が経過しようとしており、今回の3州での党員集会は3月中の最後の争いであった。

 

クリントン氏の「圧倒的優位」

 民主党の指名獲得争いは既に30州以上で予備選挙や党員集会が終わり、残りは19州となり、6割以上の州での争いが終了したことになる。今回の3州を含めた現時点でのクリントン、サンダース両氏の獲得代議員数は、非誓約代議員である「特別代議員(スーパーデレゲイツ)」も含めてクリントン氏1712名に対し、サンダース氏1004名となっており、クリントン氏が700名以上の大差をつけて圧倒的優位を維持しており、指名獲得に必要な全代議員の過半数2383人まであと671名に迫っている(『The New York Times』の公式サイト「2016 Delegate Count and Primary Results」参照)。

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執筆者プロフィール
足立正彦
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト。1965年生れ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より現職。米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当する。
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