失態続き「求心力」低下する一方のトランプ候補

足立正彦
執筆者:足立正彦 2016年8月16日
カテゴリ: 国際 政治
エリア: 北米
まだまだ物議をかもす「暴言」が飛び出しそう(C)EPA=時事

 

 ドナルド・トランプ氏が共和党大統領候補の指名を正式に受諾した共和党全国党大会が閉幕してから間もなく1カ月が経過しようとしている。本来なら、この時期に野党・共和党は民主党政権の3期連続の継続を阻止し、8年振りのホワイトハウス奪還を目指すべく党が一丸となって民主党大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官に対して「攻め」の選挙キャンペーンを展開していなければならないところである。ところが、オハイオ州クリーブランドでの党大会閉幕後からトランプ候補は失態を重ね続けている。その結果、クリントン候補が各種世論調査でトランプ候補を大きくリードしていることが明らかになっている。

  トランプ氏が勝利するためには絶対に負けることができない、大統領選挙の帰趨を決すると見られるアイオワ州、オハイオ州、ペンシルベニア州といった中西部の「接戦州」について、『NBCニュース』『ウォール・ストリート・ジャーナル』、そしてマリスト大学世論調査研究所(MIPO)が8月9日に公表した最新の共同世論調査でも、クリントン氏がアイオワ州で4ポイント(41%対37%)、オハイオ州で5ポイント(43%対38%)、ペンシルベニア州では11ポイント(48%対37%)とそれぞれリードしており、トランプ氏が苦戦している状況である。

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執筆者プロフィール
足立正彦
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト。1965年生れ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より現職。米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当する。
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