曲がり角の南アフリカ「統一地方選」の異変

白戸圭一
執筆者:白戸圭一 2016年8月25日
カテゴリ: 国際 社会
エリア: アフリカ

 15年前の2001年11月、投資銀行のゴールドマン・サックスが発表した投資家向けのレポートで、経済成長著しいブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の4カ国の頭文字を取ったBRICsという言葉が初めて使われた。今では説明の必要もないほど市民権を得たこの言葉には、当初、南アフリカは含まれておらず、最後の小文字のsは複数形を表すsであった。南アが正式に含まれるようになったのは、2011年4月に北京で開かれたBRICS首脳会議に、ズマ大統領の出席が認められたときからである。これを機に、小文字のsは南アフリカ(South Africa)の頭文字を表す大文字のSに変わった。

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執筆者プロフィール
白戸圭一 立命館大学国際関係学部教授。1970年生れ。立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。毎日新聞社の外信部、政治部、ヨハネスブルク支局、北米総局(ワシントン)などで勤務した後、三井物産戦略研究所を経て2018年4月より現職。著書に『ルポ 資源大陸アフリカ』(東洋経済新報社、日本ジャーナリスト会議賞受賞)、『日本人のためのアフリカ入門』(ちくま新書)、『ボコ・ハラム イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織』(新潮社)など。京都大学アフリカ地域研究資料センター特任教授、三井物産戦略研究所客員研究員を兼任。
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