「ドイツ銀行パニック」のメカニズムと世界金融への影響
欧州金融界の巨人、ドイツ銀行が漂流している。直接のきっかけは、米司法省が米国で不適切な金融商品の販売に対し、140億ドル、つまり1.4兆円余りの巨額和解金をふっかけたことだ。元々の経営が揺らいでいたこともあって、たちまち経営不安の悪いうわさが一瀉千里を走った。国際金融システムの中心に位置するドイツ銀に万一のことがあったら、新たなリーマン・ショックが起きかねないというのだ。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン