「ドイツ銀行パニック」のメカニズムと世界金融への影響

執筆者:青柳尚志 2016年10月18日
タグ: メルケル
システム上重要な、グローバルな銀行間の「システミックリスク」を表わした相関図。緑色が日本のメガバンクを含むアジアの、紫色が米国の、そして青色が欧州のグローバルバンク(IMF報告『FINANCIAL SYSTEM STABILITY ASSESSMENT』より)

 

 欧州金融界の巨人、ドイツ銀行が漂流している。直接のきっかけは、米司法省が米国で不適切な金融商品の販売に対し、140億ドル、つまり1.4兆円余りの巨額和解金をふっかけたことだ。元々の経営が揺らいでいたこともあって、たちまち経営不安の悪いうわさが一瀉千里を走った。国際金融システムの中心に位置するドイツ銀に万一のことがあったら、新たなリーマン・ショックが起きかねないというのだ。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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