
鹿児島は古来、人材育成に生残りを賭けてきた
2010年から毎年3月に鹿児島を訪れている。今年も3月6~7日に予定している。鹿児島訪問は、筆者に日本の将来を考える機会を与えてくれる。
幕末、日本は閉塞していた。中国などアジア諸国を植民地化した西洋列強に怯え、国内は大混乱に陥った。このあたり、高齢化、人口減、さらに中国の躍進に自信をなくす現在の日本人に通じるものがある。
幕末の閉塞感を打破し、近代日本を築いたのは薩長の志士たちだ。なぜ、彼らが日本の危機を打開したのか、本稿で考察したい。

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