トランプ新体制と朝鮮半島(上)「先制攻撃」か「話し合い」か

平井久志
執筆者:平井久志 2016年11月17日
カテゴリ: 政治 外交・安全保障

 トランプ氏の米大統領選挙勝利は様々な衝撃を与えているが、トランプ次期政権の朝鮮半島政策がどうなるのかも重要関心事の1つだ。米国のトランプ次期大統領と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)党委員長という異端児同士の組み合わせは、人々の妄想を駆り立てるに十分だ。それだけでなく、韓国では朴槿恵(パク・クネ)大統領が「崔順実(チェ・スンシル)ゲート」で機能不全に陥っている。
 突発行動の多い金正恩党委員長という「変数」に、朴槿恵政権の機能不全、韓国政局混乱の長期化という「変数」が加わり、それでなくとも予測の困難な朝鮮半島情勢に、トランプ当選というさらに大きな「変数」が加わった状況だ。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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