「領土ゼロ回答」だったプーチン大統領訪日

名越健郎
執筆者:名越健郎 2016年12月17日
会談に臨むロシアのプーチン大統領(左)と安倍晋三首相(12月15日午後、山口県長門市の大谷山荘)[代表撮影](C)時事

 12月15、16日のプーチン・ロシア大統領の訪日は、北方4島での共同経済活動に向けた協議開始で合意し、82の経済協力案件の文書に調印したが、本丸の北方領土交渉は進展がなく、むしろ後退した印象となった。「平和条約交渉に向けた第1歩だ」(安倍晋三首相)といっても、今後の展望は見えない。領土交渉はしばらく凍結され、次の展開は2018年3月のロシア大統領選後となりそうだ。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
comment:15
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順
back to top