12月15、16日のプーチン・ロシア大統領の訪日は、北方4島での共同経済活動に向けた協議開始で合意し、82の経済協力案件の文書に調印したが、本丸の北方領土交渉は進展がなく、むしろ後退した印象となった。「平和条約交渉に向けた第1歩だ」(安倍晋三首相)といっても、今後の展望は見えない。領土交渉はしばらく凍結され、次の展開は2018年3月のロシア大統領選後となりそうだ。
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