仏ニュースサイト『メディアパルト』成功の秘密(上)なぜ「有料課金モデル」なのか

広岡裕児
執筆者:広岡裕児 2017年1月1日
エリア: ヨーロッパ
『メディアパルト』のトップ画面

 

 既存の新聞やテレビとは無関係、完全に有料、広告なしで大成功を収めているウェブニュースサイトがある。2008年に創刊されたフランスの『メディアパルト』だ。

 1カ月11ユーロ(約1300円)、1年110ユーロ(約1万3000円)という料金にもかかわらず、定期購読者が12万人を超えている。フランスの3大総合全国紙『フィガロ』『ルモンド』『リベラシオン』は、ここ1年の実績でそれぞれ販売部数30万5000、26万4000、7万6000(発行部数を調査する第三者機関『ACPM』による)だが、この中にはほとんど儲けのない航空会社などの大量購入が2割程度入っているから、メディアパルトはリベラシオンの2倍、ルモンドの半分以上の購読者を獲得していることになる。

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執筆者プロフィール
広岡裕児 1954年、川崎市生まれ。大阪外国語大学フランス語科卒。パリ第三大学(ソルボンヌ・ヌーベル)留学後、フランス在住。フリージャーナリストおよびシンクタンクの一員として、パリ郊外の自治体プロジェクトをはじめ、さまざまな業務・研究報告・通訳・翻訳に携わる。代表作に『エコノミストには絶対分からないEU危機』(文藝春秋社)、『皇族』(中央公論新社)、『EU騒乱―テロと右傾化の次に来るもの―』(新潮選書)ほか。
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