トランプ大統領とレーガン元大統領「比較論」の「幻想」

足立正彦
聖書に手を置き、神妙な表情で宣誓。この瞬間、正式に新大統領が誕生した(C)AFP=時事

 

 ドナルド・トランプ大統領が1月20日正午、第45代米国大統領に正式に就任した。2016年大統領選挙での当選後は、選挙キャンペーン中に繰り返していた暴言がいくぶん影を潜めたため、正式就任後は米国の国家元首として「統治」を重視すべく大統領らしく振る舞い、あるいは政策を現実路線へと変更するのではないかとの期待が一部ではされていた。ところが、ワシントンの連邦議事堂前での大統領就任宣誓直後に行った就任演説では「米国第一主義(America First)」を前面に打ち出し、国際社会における米国の役割や指導力などにはほとんど触れず、就任前にあった期待は見事に裏切られる結果となった。

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執筆者プロフィール
足立正彦 米州住友商事ワシントン事務所 シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から現職。
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