トランプ政権「閣僚・重要ポスト人名録」 (7)

スティーブ・バノン首席ストラテジスト兼大統領上級顧問

執筆者:足立正彦 2017年2月27日
エリア: 北米 ヨーロッパ
 

13.スティーブ・バノン首席ストラテジスト兼大統領上級顧問(63)

 2016年8月からトランプ選挙対策本部のCEOを務めていた。政権移行プロセスでトランプ氏が最初に発表した次期政権高官ポストが首席ストラテジスト兼大統領上級顧問と大統領首席補佐官であり、バノン氏とラインス・プリーバス氏の起用が同時に発表された。政権移行チームが公表したステートメントの中で、トランプ氏は、「バノンとプリーバスは、連邦政府をさらに効率的、効果的、生産的にしつつ、連邦政府の変革のために対等のパートナーとして働きながら、選挙キャンペーン中に築いた効果的な指導力を引き続き発揮することになる」と説明している。首席ストラテジスト兼大統領上級顧問ポストは、米議会上院の承認を必要としない。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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