米軍のシリア空爆で変転する「日米中露四国志」

名越健郎
執筆者:名越健郎 2017年4月25日
シリア爆撃で微妙に変化する中露関係(昨年の中国・杭州G20サミットで握手しする両首脳)(C)EPA=時事

 

 安倍晋三首相は4月27、28日と訪露してプーチン大統領と会談し、昨年12月のプーチン訪日に続く平和条約締結問題や2国間関係の協議を行う。首相は9月初めにもウラジオストクで首脳会談を行うが、プーチン大統領の次の訪日は少なくとも来年3月の大統領選まではありそうもない。一方で、大統領は今年2度訪中し、計5回習近平国家主席と会談する予定だ。4月6日の米軍によるシリアのアサド政権軍基地への巡航ミサイル攻撃で米露関係改善の見通しは消え、ロシアは再び向中一辺倒路線に転換する動きもある。米露関係の悪化が安倍首相の対露外交を妨害しそうだ。

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執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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