「第2のウォーターゲート事件」FBI長官「突如解任」の波紋

春名幹男
執筆者:春名幹男 2017年5月11日
カテゴリ: 政治 国際
エリア: 北米 ロシア
ワシントンで開かれた米上院司法委員会の公聴会で発言する、コミーFBI長官 (c)EPA=時事

 

 トランプ米大統領が司法当局の動きに非常に敏感であることは、よく知られている。

 昨年11月の大統領選挙当選後、最初に発表した閣僚人事は司法長官の指名だった。ジェフ・セッションズ上院議員を充てたのは、上院議員として最初にトランプ支持を表明した側近だったからだ。選挙中からあれほどの疑惑を指摘されたトランプ氏。刑事事件の追及から自分を守るための人事を優先したのは明らかだった。生涯で合計約4000件もの訴訟を抱えながら、刑事事件も免れ、税法上の利点を最大限利用して過去18年間所得税支払いを免れてきただけのことはある。

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執筆者プロフィール
春名幹男 1946年京都市生れ。国際アナリスト、NPO法人インテリジェンス研究所理事。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒。共同通信社に入社し、大阪社会部、本社外信部、ニューヨーク支局、ワシントン支局を経て93年ワシントン支局長。2004年特別編集委員。07年退社。名古屋大学大学院教授、早稲田大学客員教授を歴任。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル』(新潮文庫)、『米中冷戦と日本』(PHP)、『仮面の日米同盟』(文春新書)などがある。
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