「習近平色」に染まるASEANでも際立つタイの「中国化」

樋泉克夫
執筆者:樋泉克夫 2017年5月16日
昨年9月、G20杭州サミット出席のため中国を訪れたタイのプラユット首相(左)と習近平主席 (c)EPA=時事

 

 昨秋以来、タイのプラユット政権が見せる中国への傾斜ぶりは、やはり尋常とは言えない。1973年10月の「学生革命」をキッカケに3年ほど続いた「タイの民主主義時代」に国交正常化を果たしてから現在まで、軍事政権・文民政権にかかわらず、ここまで中国寄りに振る舞う政権は見たことがない。

 3月、4月の2カ月間だけでも、シリントーン王女からプラユット首相夫人まで、タイ要人の訪中が続く。

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執筆者プロフィール
樋泉克夫 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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