「習近平色」に染まるASEANでも際立つタイの「中国化」

昨年9月、G20杭州サミット出席のため中国を訪れたタイのプラユット首相(左)と習近平主席 (c)EPA=時事
昨秋以来、タイのプラユット政権が見せる中国への傾斜ぶりは、やはり尋常とは言えない。1973年10月の「学生革命」をキッカケに3年ほど続いた「タイの民主主義時代」に国交正常化を果たしてから現在まで、軍事政権・文民政権にかかわらず、ここまで中国寄りに振る舞う政権は見たことがない。
3月、4月の2カ月間だけでも、シリントーン王女からプラユット首相夫人まで、タイ要人の訪中が続く。

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