「共謀罪」と「国連」(上)「人権理事会」とは何か
このところ、「国連」と見出しにつくニュースが増えている。しかし、メディアでの報道も、SNSなどでの議論もどこか誤解を含んだものが多く、日本における「国連」幻想というか、「国連」イメージの歪みのようなものを感じる。とりわけ国会で審議中の「共謀罪」法案をめぐり、国連特別報告者のジョセフ・ケナタッチ氏が問題を指摘する書簡を公開し、それに対する日本政府の国連への抗議が大きな話題となっているが、この特別報告者を任命した人権理事会と特別報告者制度をめぐって、様々な議論や誤解が生まれている。
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