「北朝鮮制裁」を骨抜きにした米国連大使の「権力欲」

鈴木一人
執筆者:鈴木一人 2017年9月12日
エリア: 北米 朝鮮半島
対北朝鮮「最強の制裁」を採択した国連安全保障理事会。中央はヘイリー米国連大使 (C)EPA=時事

 

 8月29日に北海道上空を通過するミサイルを発射し、9月3日には6回目の核実験を行った北朝鮮。ミサイルは2700kmしか飛距離が出ず、想定されていたとみられる3300km、すなわち北朝鮮からグアムまで届く距離には到達しなかったが、これまでのミサイル技術の開発ペースから考えると、そう遠くないうちにグアムを射程に入れたミサイルが完成することを予感させる発射実験であった。

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執筆者プロフィール
鈴木一人 すずき・かずと 北海道大学大学院法学研究科教授。1970年生まれ。1995年立命館大学修士課程修了、2000年英国サセックス大学院博士課程修了。筑波大学助教授を経て、2008年より現職。2013年12月から2015年7月まで国連安保理イラン制裁専門家パネルメンバーとして勤務。著書にPolicy Logics and Institutions of European Space Collaboration (Ashgate)、『宇宙開発と国際政治』(岩波書店、2012年サントリー学芸賞)、『EUの規制力』(日本経済評論社、共編)、『技術・環境・エネルギーの連動リスク』(岩波書店、編者)などがある。
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