「水爆保有」北朝鮮クライシス(5・了)「長い持久戦」の可能性

平井久志
執筆者:平井久志 2017年9月15日
金正恩党委員長(左)とトランプ大統領――この2人の間に対話、そして平和的解決はあるか (C)AFP=時事

 

 日本列島上空を通過した8月29日の「火星12」発射、9月3日の6回目の「水爆」実験と大きな軍事挑発を続けた北朝鮮は、9月9日の建国記念日には目立った動きもなく、軍事挑発を控えた。昨年の9月9日に5回目の核実験を行っただけに日米韓では警戒を高めたが、北朝鮮の動きを見ていれば何もなく過ぎる可能性が高かった。

北朝鮮は核実験4日後の9月6日に、平壌で10万人を動員した水爆実験の成功を祝賀する大集会を開催した。核実験に関わった科学者たちはバスで平壌市内を回り、沿道を埋め尽くした市民らが花束を振りながらこれを歓迎した。これを皮切りに、全国各地で水爆実験成功の「慶祝大会」が開催された。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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