2018年中間選挙占う前哨戦で大敗「トランプ政権」「共和党」に漂う「暗雲」

執筆者:足立正彦 2017年11月15日
エリア: 北米
ヴァージニア州知事選挙にはオバマ前大統領も応援に入るほど、民主党は力を入れた(右は当選したラルフ・ノーサム氏)(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 トランプ政権の前半2年間に対する有権者の最初の審判となる2018年中間選挙。残すところ1年を切った中で行われたいくつかの地方選挙は、トランプ政権と与党・共和党にとっては不吉な結果となった。

 中間選挙は「mid-term election」もしくは「off-year election」と呼ばれる。南部ヴァージニアと東部ニュージャージーの両州では、大統領選挙・連邦議員選挙の翌年、つまり中間選挙の前年に州知事選挙、州議会選挙などが実施されることになっているために「off-off year election」とも呼ばれ、中間選挙の重要な前哨戦と位置づけられている。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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