「ミット・ロムニー」元共和党大統領候補の新たな「挑戦」と「役割」

執筆者:足立正彦 2017年11月28日
エリア: 北米
トランプ大統領との確執も深いだけに去就が注目される(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】トランプ政権の前半2年間について、有権者が初めての審判を下すことになる2018年中間選挙の投票日まで1年足らずとなった。そうした中、ワシントンDCにおけるシンクタンク主催のシンポジウムなどでも、中間選挙の展望に焦点が当てられる議論が活発になってきており、改選期を迎えるある1人のベテラン共和党上院議員の去就に関する報道や憶測も目立つようになってきている。

ベテラン上院議員「引退」の可能性

 そのベテラン議員とは、オリン・ハッチ上院議員(ユタ州選出)である。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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